2016年3月18日
「人が実際に見て確かめることができる、もっとも巨大なものはなにか?」
この問いにはいくつもの考え方があると思いますが、そのひとつの回答が『銀河団』と呼ばれる巨大集団です。
春の星空に望遠鏡を向けてみると、いくつものぼうっと淡く光る銀河を見つけることが出来ます。
そして注意深く観察すると、そんな銀河が大量に密集している領域があるのです。
銀河が密集して見える領域…これらを、スケールに合わせて、銀河群、銀河団と呼んでいます。
写真は、M81銀河群と、おとめ座銀河団の一部です。大小様々に淡い銀河が写っていますが、数字がついている天体はすべて銀河なのです。
銀河ひとつとっても、太陽数千万個分の質量をもった巨大な集団です。そんな銀河が、数百万〜数千万光年の広がりの中に、数百、数千と集まっているのが銀河群や銀河団。想像を絶するスケールです!
集団の中で、銀河は激しく運動しています。時に銀河同士衝突したり、力の強い方が弱い方を引き裂いたり、吸収合体が起こったり、実に変化に富みます。
そんな宇宙スケールの営みを『自分の目で確かめることが出来る』というのがポイントです!
私たちのような一般の者が、こうもたやすく宇宙スケールの現象を目に出来るとは、本当に良い時代になったものです♬
春の星空は『はるか彼方の宇宙にひらかれた窓』と呼ばれます。地球と天の川の位置関係で、春はもっとも銀河がよく見える季節なんです。
「この宇宙で、あなたの目で確かめることのできる、もっとも巨大なもの」へチャレンジする、星空散歩はいかが?
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