星をみる

1800万光年彼方より、星の最期を伝えます★超新星2017eaw (SN2017eaw)

2017年5月29日

sn2017eaw

地球上の生命に等しく終わりがあるように、夜空に輝く星々にも必ず死が訪れます。1800万年の時を越え、あるたったひとつの星が最期に放つ光ー『超新星』を写真に収めることが出来ました。

星の最期にも様々なカタチがありますが、その中でもっとも激しいもののひとつに『超新星(Supernova)』があります。

特にⅡ型超新星は、エネルギーを使い果たした1つの星が、ついに耐えきれなくなり、想像絶する爆発現象を起こすのです!

今回超新星が観測されたのは、ケフェウス座とはくちょう座の境界付近にある”花火”の異名をもつ銀河、NGC6946。地球から約1800万光年離れた距離にあり、美しい渦巻き模様と、その中で進む活発な星形成で知られています。

実は、”星の死”は宇宙レベルではありふれているものであり、特段珍しい現象ではないのです。(確かめる術はありませんが、毎日数億とも数兆とも言える星が生まれ死んでいると言っても過言ではありません)

この超新星はすでに発見されてから2週間が経過しましたが、ⅡP型らしく、まだ12〜13等級の明るさで見えています。ここまで明るい超新星は久し振りです。
星の最期に立ち会うことは稀なことです。アマチュアの方でも写すチャンスはあります、チャレンジされてもよいかも知れませんね!