2019年12月14日
【星空民族の特徴 その9】
20世紀末:CCDでLRGB合成?Raw現像?邪道だね!
21世紀はじめ:ライブビューでピント合わせ?邪道だね!
New!!→ 2019年:星空動画をインターネットで見せる?邪道だね!
...まぁそう言わずに。
ホンモノが一番ってことは、私たちもよーーーーく知ってますから。
こんにちは、支配人の高野です。
当館の天文生中継専用システム『α-Luna(プロトタイプ)』を用い、都市部の大型プラネタリウムと天文台クラスの天体望遠鏡を生中継で結ぶ、おそらくはじめての試みを実施しました。
満員御礼の中たいへん緊張しましたが、多くの方にご満足いただけたようで、ほっと胸をなで下ろしました。
さて、星空の楽しみ方は人それぞれ、ひとりひとりにその流儀があり、その多様性こそが日本という星空が美しく平和な国の宝であると思います。
スマホやタブレット、PCなどのネット機器の普及率が、小学生で6割を越え、中学生以上は9割を越える現代。
星空を生で見ることのすばらしさ・感動は色あせること無く、一方で時代にあわせた新たな星空の楽しみ方もまた自然と生まれるものです。
こういった新たな試みを通して、星空って楽しい、おもしろい、という星空文化のすそ野が少しでも広がってくれたらなと思います。
※星空民族 stargazing tribe:星や宇宙の世界に日々生きているので、本人は普通だと信じている考え方とか感覚が、実はほんのちょーっとズレていることに薄々気づいてるけど気にしない、星のコンシェルジュⓇのような人たちのこと。
写真:2019/12/8 福岡市科学館にて、投映直前の星のコンシェルジュⓇチーム