2024年7月24日
皆さんこんにちは、こんばんは、おはようございます。南阿蘇ルナ天文台「星のコンシェルジュ」のヨッシーです!
今日は創造の柱についてご紹介したいと思います。
夏も暑くなってまいりましたね。
南阿蘇も暑いのですが、都市部に比べると5~6℃温度が低いので比較的過ごしやすいです。
皆さんのお住まいの地域はどうですか?
写真の中央にある天体が創造の柱になります。
ヨッシーはこのもくもく感が、なんだか夏によく見る入道雲が黒くなっているみたいに見えます。
この天体は、へび座の方向にある暗黒星雲です。
暗黒星雲とは、星の材料となるガスが集まっている天体のことで、ガスによってその奥側に存在する天体の光を遮っているため、”暗黒”星雲なんですね。
”暗黒”や”ダーク”というワードは天文・宇宙にはよくついている名前ですが、少年心を少しくすぐるような言葉ですよね。
この暗黒星雲で新しい星が次々と誕生しています。
星のほとんどはガスでできており、そのガスがぎゅ〜っと集まっていくことで星ができるのです。
そのため、”創造の”という名前がついているんですね~。
この創造の柱は、わし星雲という大きな星雲の中にあります。
約6500〜7000光年離れた場所にあります。
わし星雲はへび座の方向にある星雲です。
わし、へびとたくさん生き物の名前がでてきてややこしいですね(笑)わし星雲は新しい星がたくさん生まれている領域で、このような領域を星形成領域と呼んでいます。
ちなみにRainyさんが撮影されたこの写真もとても素晴らしいですが、2022年にジェームズ・ウェッブ望遠鏡が撮影した創造の柱もとても素晴らしい写真となっています。
今まで、ガスで遮られていたさらに奥行きの構造がジェームズ・ウェッブ望遠鏡で確認できるようになっています。こちらもあわせてご確認ください!
南阿蘇ルナ天文台で撮影した素敵な天体写真を、私たち星のコンシェルジュの熱い想い・エピソードと共に皆さんにお届けしていきます。
これからもぜひチェックしていってください(^^)
また、南阿蘇ルナ天文台では、阿蘇の大自然を感じ、宇宙の神秘に包まれる星空観察ツアーが体験でき、そのままご宿泊いただけます。
詳しくはプロフィールから公式サイトをご覧ください。
天文学者ヨッシーと天体写真家Rainyによる天体写真紹介コーナー
解説者:「星のコンシェルジュ」ヨッシー
撮影者:「星のコンシェルジュ」Rainy
撮影日:2021年7月