009 華麗な銀河のタップダンス? アンテナ銀河

2024年6月7日

皆さんこんにちは、こんばんは、おはようございます。

南阿蘇ルナ天文台「星のコンシェルジュ」のヨッシーです!

今日はアンテナ銀河についてご紹介したいと思います。

 

写真の中心にある天体がアンテナ銀河です。

そして、その中心からうっすらと細い線も見えますね。

なんだか、ルンルンでスキップをしているようにも見えますし、二つの銀河が手を取り合ってダンスしているようにも見えますね。とても素敵です。

 

写真の見え方の違いから様々な呼び名がついています。

アンテナのように見えることからアンテナ銀河と呼ばれていたり、伸びている薄い線が触角のように見えることから触角銀河とも呼ばれています。

みなさんはどのように見えますか??

 

最近ヨッシーは、天文台のツアーの中で(特に雨の日の時に)このアンテナ銀河の写真をご紹介したりしています。

お客様の中には、「ハートのように見える!」という方もいらっしゃって、場がとてもほっこりします。

たまに「源氏パイみたい」という声もあがったりして、とっても面白いです。雨の日でも天文台のツアーは楽しめるんですよ〜。

 

この写真は二つの銀河がぶつかっている様子をあらわしているんです(前回ご紹介した子持ち銀河も銀河同士がぶつかっているところでしたね)。

このアンテナ銀河は衝突がだいぶ進んでおり、ゆっくりゆっくり銀河の中心同士がひかれあって一つになろうとしています。

 

銀河の中心には超巨大ブラックホールが存在しています。

通常のブラックホールよりもずっとずっと重たく、太陽の何十億倍も重たい天体です。

銀河同士が衝突すると、その超巨大ブラックホール同士も衝突してやがて合体すると言われています。すごく、ダイナミックですね。

 

この写真を撮影した「星のコンシェルジュ」Rainyさんは、「触角がきちんと見えるように編集頑張りました!」とコメントしています。

この線がRainyさんのこだわりのようですね。

 

南阿蘇ルナ天文台で撮影した素敵な天体写真を、私たち星のコンシェルジュの熱い想い・エピソードと共に皆さんにお届けしていきます。

これからもぜひチェックしていってください(^^)

 

また、南阿蘇ルナ天文台では、阿蘇の大自然を感じ、宇宙の神秘に包まれる星空観察ツアーが体験でき、そのままご宿泊いただけます。

詳しくはプロフィールから公式サイトをご覧ください。

 

撮影者:「星のコンシェルジュ」Rainy

撮影日:2022年5月